3歳:スノーボードとの出会い
2011年10月、長野県小諸市に生まれた駿成は、3歳で父の影響を受けスノーボードを始めました。園児の頃から大会に出場し、5歳の時には大会の表彰台に上がっている。小さな体で雪上を駆け抜ける姿は、すでに周囲の注目を集めていました。
小学低学年:表彰台の常連へ
小学校に入学すると、全国大会での表彰台が当たり前になっていきます。8歳で中部地区大会3位、9歳では全日本スノーボード選手権PGSで3位に入り、特別賞も受賞。幼いながらも全国の舞台で戦える実力を見せ始めました。
10歳~11歳:全日本タイトルを次々と獲得
10歳で全日本ジュニア選手権PGS優勝、さらに全日本スノーボード選手権DUでも優勝。翌年には全日本スノーボード選手権PGS・DUの二冠を達成し、アルペンスノーボード界の将来を担う存在として注目されるようになりました。
12歳:骨折を乗り越えた復活劇
小学6年生の春、大腿骨骨折という大怪我に見舞われました。手術・リハビリを経てシーズン復帰を果たし、全日本スノーボード選手権大会GSで見事優勝、DU準優勝と輝かしい成績を収めました。怪我を克服して掴んだ勝利は、駿成にとって忘れられない経験となりました。
13歳~14歳:国内外での挑戦
中学生となった駿成は、海外遠征にも積極的に参加。中国やヨーロッパの氷河でのトレーニング、チェコでの国際大会で2連勝を飾り、海外の同世代選手と競い合う経験を重ねました。国内でもオープンクラスやU-15カテゴリーで優勝を積み重ね、SAJ全日本ジュニア選手権では中学生の部で優勝。さらにPSA ASIAプロツアーにも挑戦し、男子最年少でのプロ昇格条件をクリアしました。
プロ昇格を見送り、さらなる経験へ
男子最年少プロスノーボーダー誕生の可能性がありながら、駿成はあえてプロ登録を見送りました。理由は「今はレース経験を積むことが何より大事だから」。世界の舞台に立つために、JSBAやジュニア大会に出場できる環境を優先したのです。この決断は、目先の肩書きではなく未来を見据える駿成の強い意志を表しています。
未来へのロードマップ
駿成の目標は2034年冬季五輪での金メダル。そのために、すでに10年先までの成長計画を立てています。FISジュニア、ヨーロッパカップ、ワールドカップ、そしてオリンピックへ──。大きな夢を現実に変えるために、一歩一歩着実に前進しています。
雪上を離れても努力を惜しまない日々
陸上部に所属し、400mや駅伝でも活躍。スケートボードやスラックライン、ロードバイク、ボルダリングなど多彩なトレーニングで身体を鍛えています。日常生活の中で基礎を磨くことが、雪上でのパフォーマンスにも直結しているのです。
感謝と決意
「支えてくれる家族、仲間、スポンサーの皆さんに結果で恩返ししたい」──。そう語る駿成の姿勢は、すでに一流アスリートのもの。雪上での挑戦はまだ始まったばかりですが、その歩みは確実に世界への道につながっています。
これからも、世界の頂点を目指す駿成の挑戦にどうぞご期待ください。